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思いつく徒然に...


by umineko7ss

Blu-ray Disc

SONY PS3のBlu-ray Disc に対して任天堂のWiiはHD DVDを採用すべきであるというのが、これまた私の意見ではあります。理由は面白いから。。無責任(ガックシ)

任天堂は家電業界に対して或る意味孤高を保っているため、ゲームのメディアに何を使おうがさして関係ないとは思われます。

しかし、PSとの正面戦争のおり、メディアにCDを使わなかったため、サードパーティからの支持を得られず(スクエア、エニックスなど)苦戦を強いられた、というのは苦い思い出では無いかと思われます。
当時、既にNECからはPCエンジンというCDをメディアとするゲーム機が発売されており、メディアが大容量であるということが大いなるアドバンテージであることが実証されていました。
しかし、PCエンジンではCD-ROMのピックアップの悪さ(読み込み時間の長さ)が「待ち時間」というゲームをする上での致命的欠陥を露呈しており、このことが任天堂が光ディスクを採用することに躊躇することの一因になったことは想像に難くありません(それ以外の大人の事情というのも漏れ聞くところでありますが)

なので、今回のWiiに関してはDVD互換のメデイアを用いることが非常に大切なことだったのではないかと考えます。
メディアをDVD互換とすることは今日、極めてポピュラーな技術を用いるということで、それは本体価格を廉価に抑えることに大いに貢献しているのではないかと、と考えられます。

十分に大容量なメディアを十分に安価に、しかも安心感をもって使用できるのは任天堂がこのWiiを発売するに当たっては大変な追い風になっているのではないかと思います。

PS3が廉価モデルに20GのHDDを搭載してきた、ということは、普通に使う分にはDVD4枚分の容量があれば十分であるということを暗に示したようなものです。このことは任天堂陣営にとっては極めて好都合なことなのじゃないか、と思うわけです。
言ってみればSONYは馬脚を現したようなものです。

1Gという容量を、いわゆる人間が打ち込むプログラムだけで埋めようと思ったら途方もない行程を経なくてはなりません、その大半は様々なデータ、多分に3D表現に用いる再現的データだろうと予測されます。
これは、高精細なゲーム表現の為のデータであろうと考えられます。
それはゲームをよりリアルで、スリリングなものにするためには重要なものであろうと思います。

しかし、そんなに高精細でなくてもイイヤ、と割り切ってしまった人にはあまり重要でないファクター(要素)なのではないかとも思えます。

SONYのそれは次世代TVを前提としたプラットフォームであるということが超大容量化の原動力であろうと考えられます。

次世代TV、地上デジタルに代表されるHDTV環境に移行した人は、現状それほど高い割合ではないと思います。アナログ放送が打ち切られると言われる2011年間際に機材が安くなった頃を見計らって移行しようという人が大半なのじゃないか、と思われます。

WiiはHDTVには対応してはいないようです。現状ではそれで正解なのでは無いかと思われます。
向こう4,5年。車で言えば一車検分くらいは、現状のTVのまま使えればイイヤ、というのが庶民的感覚なのでは無いかと思います。
任天堂としては、その分コストを削って、ゲームの本質的な楽しさを提供する方が正しいと考えたのではないでしょうか。HDTV対応は三年後くらいでも十分間に合うでしょうし。

だって地上アナログ放送は、機械的に正常なら50年前の白黒テレビでも鑑賞することが可能なのですから。

家電メーカーとしてのSONYはそうも言っていられないのでしょう、やはり、強力にHDTVを推進しなければなりません。そのためにはより高精細であることが次世代規格推進企業としての内的圧力なのではないかと推察されます。
その為であれば、やはり低価格な次世代機が求められるのではないか?というのが、私の見方です。
by umineko7ss | 2007-01-11 22:04